『溶接工程中の溶接ビード外観』

アルミ溶接は熱集中性が悪く、融点が低
い為に母材に対する入熱管理が必要とな
ってきます。また環境の影響でブローホ
ールを生じやすくデリケートな溶接が要
求されます。
溶接士は上記の問題点を頭に入れなが
ら、環境(雰囲気)を整え、指先に神経
を尖らせて溶接しています。

『溶接完了』

アルミニウム突合せ溶接部の非破壊試験
○PT(溶剤除去性染色浸透探傷試験)
 試験要領JIS Z2343-1:2001
 判定結果:合格
 (割れ、指示模様確認されず)
○RT(放射線透過試験)
 試験要領書 JIS Z3105:2003 附属書 1
 判定基準 JIS Z3105:2003 附属書 4
 判定結果:合格(等級分類 1 類)

『試験材から試験片採取』

試験片採取
○引張り試験【JIS Z3121:1993】
 引張り試験片 2個採取
○曲げ試験【JIS Z3122:1990】
 裏曲げ試験片 2個採取
 側曲げ試験片 2個採取

『曲げ試験片』

ローラ曲げ試験
○裏曲げ試験
 判定結果:外観良、割れなし
○側曲げ試験
 判定結果:外観良、割れなし

『引張試験片』

引張試験
A5052P JIS 規格値 175 N/mm2

 ○No.1テストピース
  引張強さ206 N/mm2
 ○No.2テストピース
  引張強さ211 N/mm2

2 本共に母材部から破断し、JIS 規格値
を満足した。

 No.2 TP

No.1 TP

裏曲げ試験片拡大

側曲げ試験片拡大

側曲げ試験片

裏曲げ試験片

試験材採取

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極薄板から極厚板まで、多種多様の溶接製品製作に対応いたします。